メガーヌ2 MK4MM タイミングベルトの交換
レデューサやクランクプーリで気持ちの良いエンジンに


メガーヌと聞くとRSを思い浮かべがちですが、こちらは K4M エンジンを搭載した1600ccのマニュアルモデルです。豪快なターボパワーが魅力のRSとは異なり、ルノーの得意とする高回転型NAエンジンの魅力が個人的には結構好きです。量産エンジンなのですが、本性は実にスポーティな造りをしたエンジンです。カムカバーがカムホルダーを兼ねているエンジンって、量産エンジンでは実は珍しいのですよ。こういう他とは違うメカ造りをするルノーが好きだったりします。

分解前に各部の点検を行うと、オルタネータベルトに無数の派手なヒビが入っている事に気付きました。走行中に切れなくてよかったです。

今回はベルト交換の作業と言うよりも、ちょっと変わった事を行ってみました。当社よりリリースしているルノーF4系のクランクプーリは、アルミ素材で軽量がウリです。K4M系のエンジンに対応するアルミプーリは設定が有りませんので、純正形状プーリを使いながらも僅かながらの軽量化に成功しました。

今まで装着していたクランクプーリは 2.1 キロです。ルーテシア3RSの物と形状が似ていて、最も重たくなる構造です。

新たに取り付けるプーリーの重量は 1.1 キロです。なかなか嬉しい重量差を得る事が出来ました。

そして、仕上げにはレデューサの装着も行います。
作業性が悪いので、どの様な設計にするかを悩みましたが、この形状がベストです。

装着後はほとんど見えなくなりますが、効率的に装着する事ができました。レデューサ出口部を下に向ける事で、リードバルブにオイルが付着し続ける事も無くなります。狭い場所への取り付けの際に使用するケースを今回は使用してみました。
ルノーはPCVを複雑に造りたがるところがあります。今回のK4Mも同様でした。インマニの取外しは必須で、加工作業も伴います。そのような理由から、このシリーズのレデューサは通販販売は行っておりません。メンテナンスをお任せ頂いているお客様限定の作業です。

お預かりの際に「いまひとつエンジンの回り方が軽快じゃない。。」とこぼしていたのを、しっかりと覚えています。ルノーツインカムは、決して野暮ったいエンジンではありませんので、今回の作業で変化を楽しんでいただければと思います。

ちなみに、変化具合としては自信のある結果が残せました。

Written by Hashimoto

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