シトロエンC5 ツアラー サスペンション関連の整備スタート


ラグジュアリー・ツーリングワゴンの筆頭格 C5 V6 ツアラー です。
6月よりお待ち頂いていた作業にようやく着手いたします。。順番をお待ち頂いている方のお声掛けをさせて頂く、年内最後の1台となりそうです。
2021年は、順番待ちのお車を目一杯残しました。手が遅い?いや、集中すれば早いのですよ。。色々とご対応も考える事も、その他の作業も、山積みの一年を過ごさせて頂きました。
スムーズに流れるアイデアを絞り出します。

C5ツアラーは、右フロントサスペンションより走行中にずっと音が出ています。
おそらくフロントダンパー内部からと想像しています。

部品一式は既に発注済でして、一気に進めて行きたいと思います。
その前に現段階のサスペンション状態を確認するために、SDlテストを施工しました。

おやおや?
右フロントの路面粘着率 カーブグラフに違和感を確認しました。
6月に点検を行った際は、左右差は無かったのですよ。

そういう時は、SDL PC 内の履歴データを参照し比較します。
まずは、2021年 6月のデータです。

そして2021年 12月 今現在のデータです。

路面粘着率が全体に上がっているのは、おそらくですがタイヤが新調されているからだと思います。
ミシュラン・プライマシー4 による、タイヤ剛性と力の逃がし方が、粘着率にここまでの差が出るとは驚きです。
V6エンジンを搭載していますので、フロント軸重が約 1トン です。フロント軸重だけで106S16 の1台分よりも重たいです。

重量の重さが増すほど、タイヤやサスペンション性能に対する路面延着率表示は露骨に反映されます。

この半年、数千キロの間にサスペンション性能に変化が出た様ですね。
ダンパーのオイル漏れを伴う症状も確認済ですので、この様な結果になっているのだと思います。


クルージングマシンとしての性能を取り戻せるように、最善を尽くします!
Written by Hashimoto

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