ルーテシア3RSをマルチスパークコンバージョン
配線図と動画を掲載


ルーテシア3RSに「MSA」マルチスパーク・アンプの取付を行っています。
既にV-UP16は取付済・レデューサも装着・残るはMSA!という事です。
しかしこの作業環境。。
私は、この4片に囲まれた中央部で作業を行うわけですが、全盛期の小室哲哉の演奏風景みたいだと思いました。

MSAやV-UP16は、それぞれイグニッションコイルに接続される配線に対して結線します。
ルーテシア3RSをはじめとし、ルノーツインカムに使われているペンシル型イグニッションコイルで、端子数が2つの物の多くは以下の様な配線図となります。

T2.1~T2.4がそれぞれイグニッションコイル。各気筒に1個ずつのコイルですね。
T2.4とT2.3の1番端子には電源が供給されています。
T2.1とT2.2の2番端子にはECUからの点火信号が出力されています。
イグナイタはECU内に存在します。

MSAは、T2.1とT2.2の2番端子に入力される配線に対して並列接続を行います。

茶色と白色の配線が信号線です。薄紫は電源線となります。

ルノーだけは配線がちょっと変則的なのですよね。
配線図は、全てに該当するものでは無いのでご注意を。

結線・取付後に、オシロスコープによる点火確認を行います。

画像は、5回スパークをしている状況のものです。

動画では、3800回転までの5回スパークと、3800回転以降の3回スパークを表示しています。
エンジンのメカニカルノイズが大きいので、音量にご注意下さい。

マルチスパークを行いながら、点火回数制御も行うので可変点火システムとも言えます。
今やマルチスパークという制御は、カーメーカも純正採用している場合が多いです。

ただし、MSAの様に常時複数回というわけでは無く、必要な時に1回増やしたり。。という内容です。

常時3回~5回のスパークを行う事で、燃焼状態が改善されます。
次、何をやろうかな~っとお考えの方々、MSAおすすめです。
Written by Hashimoto

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