リフター 灯火類のフルコンバージョン完了


1号リフトの柱の頂点でランニング中のビバンダムは、皆が働く様子を何時も見守ってくれています。(なんのこっちゃですね)
タイヤチェンジャ横に備わる窒素ガスタンクの上にも見張り役が鎮座します。

色々な所から視線を感じるのは彼らの視線でした。

今日も気張っていきましょう!

プジョーリフターはフロント廻りのライティングアップグレードを行います。
現行車でありながら、ヘッドライトはハロゲンである事がスタンダードなリフター&ベルランゴ。
購入される年齢層の多くは、視力低下をうすうすと感じ始める世代が多いのが実情となれば、アップグレードによる明るさ確保はとても大切です。

せっかく施行するなら、ロービームもハイビームも、さらにはフォグランプにいたるまで手掛けるとバランス感の優れた灯火類を構築できます。

現代の車ですので、ロービームの電源はPWMが採用されているのはご存知の通り。
分かってはいますが、念の為に確認を行います。
左ヘッドはオレンジ色・右のヘッドは黄色の配線が電源線です。

青色:電圧

赤色:電流
綺麗なPWM矩形波です。
このままではHIDは点灯ができません。LEDなら点灯はしますが、PWM対応のLEDバルブは現在のところ存在しなさそうなので、ドライバー保護の事も考えて直流電源に変換します。

GOOGLEで「PWM 車 LED」と検索すると、最上位に当社が出て来てビックリしました。
関連アイテムに調光器なる商品もでましたが、そういう事なのですね。
LEDの明るさ調整はPWMの通電時間でコントロールします。車のヘッドライトに関して言えば直流電源である事が望ましいという事です。

SessA LED + を用いて、電源の変換を行うことが可能です。
マイコン内蔵のデジタルリレー回路です。
ちなみに、商品の単品販売にはあまり力を注いでいないので、通販は考えていません。
ネット社会であり、当社もその恩恵を受けていますが、販売商品については考え方が異なります。
ですから当サイトには通販ページはございません。
対象商品がお客様に適しているのか、などを考えながらご提案をさせて頂いています。


各部を結線した後のオシロスコープグラフです。
青色:SessA LED+による出力電源
赤色:SessA LED+に入力する車側の電源

ロービーム・ハイビームの組み付けを行い、続いてはフォグランプバルブを交換します。
リフターのフォグランプは、表側からユニットを取り外す事が可能です。
裏側からバルブのみを交換しようとすると、右側はインタークーラが備わるためにバルブを取り外す事が出来ません。

ご指名のイエローバルブを組み込みました。
フォグランプがコーナリングランプを兼ねている場合、イエロー化は合法・非合法が曖昧でグレーなのでお勧めはしていません。
フォグランプのみとして機能する場合はイエローであっても問題はありません。

各バルブの交換前と交換後の点灯風景です。
LEDらしく、点灯直後から明るさマックスです。
ハイビームを使用する際は、点灯時のレスポンスが大切ですから、タイムラグの無いLEDは使用用途にはピッタリです。

世の中は完全にLEDへと移り変わりましたね。つい先日までHIDコンバージョンが主流だったのですが。。
主力製品の移行により色々な常識が変りつつあります。
ここから先、車業界も色々な激動をみせるのでしょうね。
Written by Hashimoto

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