メガーヌ3 エステートGT エンジン警告灯のトラブルシュート


車検整備にてお預かりをさせていただいているメガーヌエステートです。
「少し前からエンジンのチェックランプが点灯している」と言う内容について、先ずはトラブル探求を始めています。
現在の車検の規則上、電子制御装置に関する警告灯点灯は車検に受かりません。その理由もありますが、こういった症状は先に解決しておきたいものです。

診断テスタより読み取る情報を基に、怪しげな箇所をオシロスコープによる信号検知により直接診断を行いました。

エラーの介入原因としては、センサー出力電圧の僅かな差である事が判明。
数値にすると 0.4V の電圧差です。

エンジンECU関連のセンサー電圧については 5V を基準に作動しています。
本来ならば電圧変動のほとんど起きないアイドリング時において、0.4V という電圧の差はECUが必要とする情報源の中では大きな値となる様です。

BOSCH FSAに組み込まれたオシロスコープはデジタル処理ゆえに、反応のピックアップは遅いですがメモリー機能やデータ比較等といった、データサンプリングを明確に残せる事が魅力です。

おおよその目星が付きましたので、対処を行いその他の整備を順次進めて参ります。
Written by Hashimoto

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