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工場通信

新品バッテリーを新品という言葉で安心するなかれ!

2015/01/10 | 何気ない作業風景

「バッテリの交換」非常に難易度の低い作業と思いがちな内容ですが、より良いバッテリとして
使用する為に出来ることがあります。
より良いバッテリとは、永く使え、始動性能が高く、充電電圧をしっかりと蓄え、内部劣化に伴う性能低下が少ない。
全て、バッテリに求められる条件です。

その思いとは裏腹に、バッテリの突然死や、バッテリあがりといった状況は色々な場面で遭遇するもの。

新品バッテリーをより良い状態で使い始め、より永く使える様にするには?
「新品バッテリーをフルチャージしてから使用する・定期的にメンテナンスチャージを行う」これがすごく大切です。

電解液の入ったバッテリは(ほとんどの車輌に搭載される種類)液が本体に入ってから間もなくの間に
性能を発揮し、それと並行し劣化も進行します。
劣化の原因は、内部電極板にサルフェーション(非伝導性結晶皮膜)が発生する為です。

サルフェーションは、短期間であれば充電を行う事により、電解液に溶けるのですが長期間放置を
経た場合は結晶化する為、復元は不可能になってしまいます。

ネット通販などで、安価なバッテリを購入したが、短期間で不具合が発生した...というケースは
長期期間のストックによるサルフェーションの硬質化が考えられます。

バッテリの取付前に充電を行うと、レポートとしてどういった変化が出るのか?を用意しました。
バッテリレポート2

適正な方法による充電を行う事で、新品バッテリの充電状態が100%になっています。
当社でのストックバッテリはサルフェーション対策の為に、定期的なメンテナンスチャージを行う様に
心がけていますが、それでも少しの期間が空けば放電により充電状態は低下しています。
(その際であってもスタート容量は100%です。)

この結果とは違いますが、充電状態が100%の際に、スタート容量が80%下回る様な新品バッテリであれば
注意が必要です。(性能が低下しています)

たかがバッテリー交換・されどバッテリー交換です。

バッテリの交換に問わず大切なのは、充電サイクルが正しいか?という事ですけどね。
そちらに関しては、工場通信内・ステージ1メンテナンス総合ページをご覧下さい。

ご自身でバッテリを定期充電する環境をお持ちの方は、より良い充電方法がありますので
家庭用充電器ご購入の相談も承ります。
セカンドカーやサードカーといった使用の場合は、バッテリ管理が非常に重要です!