エバポレータークリーニングとオゾン洗浄で車内環境もメンテナンス

車検でお預かりの500Xは日頃からのメンテナンスもしっかりと行われており、大きなトラブル箇所なども無く、各油脂類やフィルター類の交換・消耗したタイヤの交換など基本的な車検整備を行わせていただきました。

今回はそれに加えて車内環境のリフレッシュも行わせていただきます。

日頃から交換を行うエアコンフィルターの交換はもちろんですが、それに加えてエバポレーターの除菌・洗浄とオゾン発生器を用いた車内のオゾン除菌洗浄の両方を施工させていただきました。

テレビCMなどでも耳にするエアコンの臭いの原因はエアコンシステム内のエバポレーターと呼ばれる装置が結露し、車内という高温多湿な室内環境もありそこにカビ等が増殖してしまい嫌な臭いの発生源となります。そこを通過して冷やされたエアコンの風も当然臭くなり車内の臭いが気になる事に繋がります。

という事で専用の液剤と噴霧器を用いてエバポレーター本体を直接洗浄&消臭していきます。

通常のフィアット500などではエアコンフィルターを外したすぐ先にエバポレーターが現れるのですが500Xではそうはいかず、エアコンの風を通すダクトの中を覗き込みエバポレーターの場所も探します。

今回使用している噴霧器の先端部にはカメラが取り付けられており、目視では全く確認できなかったダクトの奥の隠れた箇所にエバポレーターを確認する事が出来ました。

カメラの映像を見ながら洗浄剤からエアバポレーターに噴霧しまずはキレイに洗っていきます。

洗浄に続き液剤を除菌消臭剤に切り替え引き続き噴霧し消臭作業も行いました。

ドレンから汚れと共に噴霧された液剤が排水されればエバポレータークリーニングの完了です。

引き続き車内の除菌作業を行っていきます。

まずは車内の清掃を行い臭いの元となるゴミや汚れをしっかりと掃除を行い取り除いたら、オゾン発生器「MAHLE Ozone PRO (マーレー・オゾンプロ)」をセット。車内の除菌を行っていきます。

オゾンの除菌能力は非常に高く高濃度のオゾンは強力な酸化能力がある為人体に有害です、マーレー・オゾンプロではスマートフォンのアプリを用いてBluetoothで遠隔操作することが出来、オゾン濃度のコントロールされた状態も確認する事が出来、作業も安心かつその状態をレポートとして見ることが可能となります。

 

オゾン除菌作業を行う事約1時間、施工後はしっかりと換気し車内の状況を確認、オゾン特有の臭いも若干ありますが不快なものではなくしっかりとキレイになった事を確認できる安心の香りといった感じです。

最後に新品のエアコンフィルターを取り付け分解した各部を組付ければ車内環境改善メンテナンス完了。

コロナウイルスの猛威は収まってきた感はありますが、高温多湿なこれからの時期に向け行っておくと安心なメンテナンスだと思います。

車検や点検、メンテナンスなどでお預かりの際のプラスアルファのリフレッシュメニューとしてこのような作業もいかがでしょうか。

 

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