DS3レーシング 軽量フライホイールの組み付け
DS3R with Lightweight Flywheel Setup.

DS3レーシングに軽量フライホイールの組み付けご依頼を頂きました。

このところ、ミッション関連作業がとても増えています。この先もしばらく続きますよ~!
日曜日の早朝からバリバリとミッション降ろし作業を行いました。朝活ってやつですね。涼しく静かな工場で短時間集中作業です。

いつものクラッチ操作の単体点検施工中。
大丈夫、と分かっていても習慣的に行っています。搭載後にクラッチの操作性不具合が発覚するのは避けたいので、その前に出来る事と言えば目視点検と機械的作動確認です。

はい、珍しい角度からの画像です。これは、ミッションベルハウス内にクラッチを組んだ状態のフライホイールを納めた光景。
こうやって見ると、クリアランスの余裕は意外に無いという事が分かります。
設計時に各部の構造物が最小限の大きさに収まる様にデザインされているのですね。
この確認作業により、クラッチカバーやボルト類がベルハウス内で回転した際に干渉をしないか、を確認する事が出来ます。
奥の隙間を見ていると、結構隙間は無いという事が分かります。

フライホイールの裏側は、限界まで彫り込まれたデザインになっています。軽量化の為ですね。

組んでいたクラッチ機構を再度取り外し、エンジン側に組み付けます。

クラッチカバーの凝結ボルトは、純正を使用するのですが奥まで締めこんだ際に、正確にクラッチカバーを抑えているかを確認する事も大切です。


慣れた作業ですが、確認を行う要点はいくつかあります。
クラッチレリーズシリンダを交換し、トランスミッションの搭載準備を整えます。
この後、組み付け作業を進めます。
Written by Hashimoto

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