カングー パーキングレンジに固定!?
実際にはDレンジに入ったまま


タイトル通りの症状でカングー1がレッカー搬送での入庫となりました。
車を走らせ、車庫に入る際に「D」レンジから「R」へ動かした際、オートマチックのセレクタレバーがいつもよりも軽く動き、Rを通り越してPに入った。。
ブレーキを離すと車は前進をする。
見た目にはパーキングに入っているのに、実際のギヤはDレンジという症例です。

これ、原因はこの部品です。
オートマチックのセレクタケーブル。
こちらのリンク機構が破損した事により、レバーとの連結が解除されてしまい、レバーの位置とは異なる箇所でミッション側は固定してしまったと言う話です。
以前より工場のストック部品として持ち合わせが有る事を思い出し、適合確認すると一致していました。

冒頭画像は、室内レバーに繋がる連結箇所。
ここの樹脂部品が破損し、本来はあるべきものが無くなっています。
部品を待つ間もなく、交換作業を行えました。
エキゾーストパイプを外し、遮熱板を取り外し。
そうすると、メカニズムが見えて来ますので、室内側も分解してセレクタレバーも取り外します。

この部分に繋がる球状の樹脂部部品が欠損したことが原因です。

組み替えを行い、正常作動復帰を確認できました。
1週間後には、12ヶ月点検でのお預かりをさせて頂く予定のお車ですので、このままお預かりをさせて頂きます。
Written by Hashimoto

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