ルーテシア3RSにストラダーレ・アジャスタブルサスのセットアップ
スプリングレート操作で味変


ストック状態でも十分に楽しめるルーテシア3RS・クリオ3RS は、オーナーの好みを取り入れたカスタマイズを施す事で、より一層楽しく刺激的な車にアップグレードが可能。

今回は、12ヶ月点検と合わせてサスペンションのリファインを行いながら、アップグレードを進めて行きます。
それと同時に、コンディションはそこまで悪くは無いものの、ヘッドライトのリペアと保護フィルムの施行についても承っています。

透明度は大きく損なわれていませんが、無数に拡がるクラック現象がライトの点灯時に確認出来ました。
樹脂内部に生じたクラックは、乱射反射する為にキラキラと映り込みます。

ライトリペアには、時間を要しますので作業着手の最優先で取り外しを行い、外注作業へと依頼をかけます。

今回のサスペンションリファインでは、アジャスタブルサスペンションを組付けますのでローダウンも行います。
先ずは、作業前の車高データのサンプリングから。

シャーシスポールの場合、カップに比べるとノーマル車高が腰高であります。
ノーマル車高が好みの方が大半ですが、低く身構えたスタイルを好む方もいらっしゃいます。
両方のお客様の好みに応えられるように、万全の態勢を整えています。

今回は、ストラダーレアジャスタブルサスペンションの組付けを行います。

ストラダーレは、ルーテシア3RS用の弊社オリジナル アジャスタブルサスペンションキットです。
ハイスペックスタンダードダンパーとの区分は、純正形状なのか車高調形状なのか。それぞれ、お客様の要望に合わせて使い分けています。

ストラダーレの場合、分かり易く言うと街乗り車高調ですのでスプリングレートとダンパーセッティングはミドルレベルを採用しています。
今回は、お客様からのリクエストがあった為、いつものセッティングとはひと味変えた仕様をご用意しました。

スタンダードセッティングは、前後共に8キロのスプリングレートとしています。
今回は、フロント8キロ リヤ6キロ 共に低反発スプリングを採用。
低く身構えながらも、ハードではなく柔らかめをご所望されていましたので、この様に仕立てました。

一連の組み替えと、テストドライブ・ハイトバランスのアジャストを完了。
フロント595mm→570mm→575mm 20mmのローダウン

リヤ 600mm→540mm→575mm 25mmのローダウン

リヤに6キロスプリングを採用することは初の試み。

思った以上に下がる事が判明。きちんと補正を行う事が出来、バランスも良い感じです。


ヘッドライトノリペアと保護フィルムの施工も終え、LEDへとコンバージョンを行いました。
ひび割れへの乱反射が無くなり、とても綺麗な印象に様変わり!

この後はアライメントを行い、各部のセッティングを整えて最終仕上げへと移ります。
Written by Hashimoto

関連記事