怒濤のタイベル週間スタート!


メンテナンスメニューの中にタイミングベルトの交換作業を含むお車が、ざっと数えたところ5台。
今週はその他にも進行中のクラッチ関連や、デルタのラジエタ・ルーテシアのサスペンションなどなどボリュームの多い作業が目白押しです。

先ずは1台目のアバルト。
こちらは、ベルト廻り一式とアップグレードをてんこ盛りでのご依頼をいただいています。
冒頭画像は、今回の作業に伴い装着させていただくアップグレードパーツです。
変化レベルが強すぎるかもしれません。どんな感じに仕上がるのでしょうか。

ご依頼車輌は アバルト595コンペ 9万キロです。
今回が、新車から初のベルト交換作業です。9万切ろ未交換、どんなベルトが出てくるのか、酷い状態を想定していたのですがこれが拍子抜けするほどグッドコンディションで驚きです。

背面にはひび割れはほとんど有りません。
後期型の強いベルトが装着されている車両です。
ベルトの素材は大切ですね。

重要なのは、この先の点検です。
ベルトコンディションは良くとも、それでOK.というわけでは無いですからね。

ウォータポンプは、若干ですがクーラントの結晶が出来ていました。
これについては、継続的に漏れていたわけでは無さそうです。
と、言うのも結晶の色がピンク色である点に着目します。
既に弊社でのメンテナンスを経た車輌である為、現在使用中のクーラントカラーはブルーです。

ですので漏れ続けている場合は、青色の結晶も確認出来るはず。
どこかの段階で微量に漏れ始め、結晶化により固まり、それがシール効果を果たしたのかもしれません。

ベルトを張る為のテンショナベアリングは、手で回すとゴロツキを感じる回し心地でありました。

エンジンマウント・クーラントタンクも新調し、劣化改善・振動改善を行いながら組み付けを行います。

折り返しを過ぎ、組付け復旧を進めながら同時にアップグレードアイテムを盛り込みます。

VUP16 レデューサ コイルスクリーマのセットアップ。

GAIN DRIVEもセットしてエンジンルーム内は完結!


セット画像が有りませんが、クランクプーリの変更により点火タイミングの進角もセットアップ済です。
メンテナンスと合わせて、エンジン性能を引出すパーツを一気に盛り込みました。

試運転でそれぞれの部品の効果を確認するも、大きく変わりすぎて「これは楽しい!刺激的!」の一言に尽きる仕上がりに大満足です!
もう少し楽しさを堪能したいところですが、色々な作業がスタンバイしていますので次の作業に移ります!
Written by Hashimoto

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