ルノー・ルーテシア3RS BILSTEINB14 組み付け~ノーマルスプリングが…。

ルーテシア3RS(CLIO3 RS)にビルシュタインB14(車高調整キット)を組み付けました。

ルーテシア3RSは、足回りの構造に非常にコストがかかっている車輌です。
ダブルアクスル・ストラットと呼ばれる構造は、旋回時のサスペンションの無駄な動きを排除し
非常にスムーズな旋回性能を実現し、FF車の弱点とも言えるキックバック特性を高い次元で
打ち消す理想的な構造です。
その構造から得られる恩恵は、分かりやすく言うとFR車の様な自然なステアリング操舵感が得られる事でしょうか。
実際に走らせてみると、旋回中のアクセル操作によるトラクションが上下する際にハンドルに伝わる
外部からの力が緩和され、操舵角に対しての挙動の乱れが起き辛いのが分かります。

足回り変更の為に分解を始めて左のストラットを外した際に、違和感を感じました。
スプリングの巻きがたんだかおかしいぞ。。
CIMG9099

裏返してみると。
スプリングに巻きつけてある防振ラバーが妙に伸びています。
CIMG9100 CIMG9101
まさかと思い、スプリングを外してみたら。
CIMG9102
見事に切れていました。
こんな事あるんですね。驚きです。
幸い、ダンパーもスプリングも交換ですので、部品に困る事はありませんが、別件で分解し
途中でこの状態に気付き、国内欠品の部品だったりすると...と思うとゾッとします。

そして、今回組み付けるサスペンションはこちら。
CIMG9103
画像はフロント用ですが、もちろんリヤもセットです。

フロントのスラストベアリングは、状態の具合を点検し、内部清掃とグリス詰め替えで再使用可能です。
CIMG9107

予想外の事態が発生していましたが、それ以外は問題なく進行しました。
車高の具合・フィーリングは、まずまずと言ったところでしょうか。
スプリングはもう少し、硬くても良いかな?といった印象です。
今後セッティング変更など、行なう機会があれば一層追従性の高い味付けに変えれると
より良いものになるでしょう。

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