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工場通信

MSA(マルチ・スパーク・アンプ)のツインエアー用を開発中!

2013/09/02 | MSAV-UP16

当社のデモカーイプシロンに、MSA(マルチスパークアンプ)が搭載されました!

と、言われても...??ですよね。

分かりやすく説明をすると以下のような内容の商品です。

「マルチスパークアンプとは」
エンジンは圧縮工程終了間際、上死点より少し前でスパークプラグによって混合気に点火して
パワーを生み出します。
ほとんどは1回の点火に1回火花を飛ばしますが これを複数回火花を飛ばすことで、点火ミス(失火)
や着火不良を防止しようという目的です。
1回で火がつかなければ もう1回・・・ このように考えていただければ理解できるかと思います
失火、着火ミスはどのようなエンジンでも少なからず発生します。これを少しでも減らします。
(以上は制作元でもあるツイントップ様の説明です。)

オートバイ業界では既に有名な点火システムなのですが、4輪業界ではまだまだ未開拓の分野でもありました。
そもそも、フューエルインジェクションの車輌の場合、点火制御はエンジンECUが行ないます。
その制御に、割り込んで複数回のスパークを試みた日には、エラー発生の嵐となるでしょう。

つまり、非常に難しい作業となるわけですね。

エンジン内部の混合気が完全燃焼すれば、エネルギー損失無く、出力として表に表れます。
それは、今更始まった話ではありません。
しかし、今のご時世、昔よりも明らかに点火システムチューニングの幅は狭くなりました。
これには、電子制御システムの進化により楽しみの幅がどんどん圧縮されている事が一つの要因ですね。
カーメーカーの生み出す制御や、パーツクオリティも向上し、手の施し様が無いために、現状で満足せざるを得なかった。
というのが私の正直な意見です。

プラグコードが主流の時代は、コード全体の抵抗値や、末端のサフレサ、コードの素材これらを吟味し
制作する事で、明らかに純正パーツよりも良い結果をオシロスコープを用いる事で確認・実感してきました。
私どもの得意とする「数値化」です。

そのプラグコード自体が姿を消そうとする現代の自動車業界で、確実に体感出来る点火チューニングを
考えた時、V-UP16をお薦めしています。
当社での装着実績は非常に多く、既に多くの方にご体感いただいています。

今回は、それ以上の結果を出したい!そんな思いから わがままに応えてもらいました。

長くなりましたね。そろそろ、画像を交えつつのご説明を。

CIMG7081CIMG7082
バッテリの上には既にV-UP16が装着済みです。
今回はその隣に MSA 本体を設置しています。
大きさは V-UP16とほぼ同じ大きさのケースです。
これとは別に「エラー回避アダプタ」が必要になります。
つまり、MSA本体は点火回数を設定する制御装置なのですね。
そのままでは、ECUが異常を感知しますので、それを回避するシステムが必要となります。

ツインエアーは2気筒エンジンの小排気量ターボです。
このエンジンの性能がどこまで向上するのか?これが今回の本題です。

画像 001
オシロスコープに表示させてみました。
5本の縦線が確認できます。
これは低回転時 5回 スパークに設定してる為、その様に表示されています。

画像 006
対して、こちらは縦線3本です。
高回転時に3回スパークに設定している為です。

切り替わりポイントは約3500回転です。
低回転・高回転のスパーク数は、テスト中の為、任意でセッティング可能です。
色々と試して、ベストポイントを探して行こうと思います。

インプレッションをお伝えします。
一言で言えば、すごくスムーズかつパワフルです。
以前の印象ですと、ターボのパワーを使いながらスピードに乗せる。でしょうか?
発信時のもたつき感を感じながら、パワーバンドに入れ加速するエンジンでした。
MSAを使用する事により、明らかに低回転時の力に変化を感じます。
そのまま自然とターボが効き始めるので、簡単にスピードを上げていく事を実感しました。
加給時の力も確実に向上しています。
アクセル開度をあまり開けず、シフトアップが可能な為、乗っていて非常に楽です。
気づけば速度が出ている。そんな印象です。

確実に、完全燃焼による効果です。
ものすごく面白い車になりました。

同じツインエアーエンジンにお乗りの方であれば、その違いに納得されるはずですので
気になる方は、一度ご試乗下さい。