V-UP16を2台の異車種・同原動機に取付
V-UP16を2台の異なる車種に取り付けご依頼を頂きました。
1台は最終モデルのアバルト・もう1台はアルファミトの初期モデル1.4T搭載の低走行距離車です。
アバルトについては、ファーストモデルからラストモデルに至るまで、一貫して同じ原動機を搭載しました。
アルファミトは初期の数年のみがアバルトと同型原動機でその後は124と同型のマルチエアーにシフトします。
アバルトにも原動機変更の波が来るのかと思いきや、それは起こりませんでしたね。
この1.4Tは、タービンの種類とエンジンマネージメントに複数種が存在し、それにより出力が変わる事が特徴です。
荒々しい性格がウリでもあるこの原動機はアバルトの性格にピッタリと言えますね。
アルファミトとアバルト、作業の容量は全く同じ。
エンジンルームの空きスペースの余裕が異なる為、本体の固定位置に違いがある程度でそれ以外は同じです。
先行して行うのはミトです。
ハーネスレールを開け、内部の配線の選別を行う事からスタートします。
年式が新しくなると、配線の識別用のカラーが変わります。
高年式車は青/黒 の配線がコイルに供給される電源線です。
そこにV-UP16の入出力を結線します。
レールを組み立てて、それぞれの配線を外部に出るようにセットします。
エンジンルームの広いミトは、バルクヘッドのECUのブラケットに共締めします。
エンジンルームに余裕があるというのは良いですね~!
熱気の問題もアバルト程に悩む事もないので、そういう意味ではミトの設計は優れていると思います。
アバルトは5ナンバー・ミトは3ナンバー。規格違いは、車づくりの余裕の違い直結していますね。
V-UP16は、点火電圧を増幅強化する事で、エンジンのトルク感を向上します。
電圧上昇による恩恵は、コイル増幅作用に働き、点火エネルギーを最大限まで引き上げ、トルク感の向上に貢献します。
楽しむ為の車遊びの第一歩的なアイテム「V-UP16」おすすめです!
Written by Hashimoto