特注ドライバーが良い仕事する!


怒濤のタイベル週間に、必ず使用するツールのひとつ。
特注のポジドライバー。
ロングリーチ・スモールグリップのポジドライブ この条件、カタログモデルには存在しない設定のツールです。

アバルトのタイミングベルトを施行する際に、右フロントのタイヤハウス内のカバーを外すのですが、スクリューのひとつが影に隠れていて操作をし辛い。

ブレーキキャリパーとダンパー・ブレーキホースを上手く避けて、スクリュめがけて一直線にアクセスする為のドライバーです。

今回、同時期にアバルトのタイミングベルトが3台重なったこともあり、工具による作業の円滑化を実感しました。

イエローとホワイト 2台を同時に進めて行きます。

1台は、過去に手が入って入る様子でした。
カムプーリとヘッド側に合いマークが打ってあります。

SSTでピストン位置とカム位置を合わせると、合いマークは90度ほど離れた方へ行ってしまいました。
推測ですが、1番シリンダが上死点の時に組み替えを行っているのだと思います。
この類いのエンジンは、1番と2番のピストンが中立・1番が下降している時に、カムロックを行います。

こちらはイエローのアバルト。
距離は未だ4万キロ台でして、初のベルト交換です。

こちらはホワイトのアバルト。おそらく2回目のベルト交換。
ウォータポンプの交換履歴もある様です。液体ガスケットが純正はブラックですが、半透明の物を使っていました。


2台共にフランジメンテナンスを行い、新しいポンプを取り付けます。

イエローアバルトは、エンジンマウントの劣化は進んでおらず、リユース出来ました。

ホワイトアバルトの方は、それなりに劣化が進んでいますので交換します。


それぞれ、ベルトとテンショナを新調し、組み付けを進めています。

怒濤のベルト交換ラッシュ、続いてはルーテシア3RSを進めて行きます!
Written by Hashimoto

関連記事