6万キロ 初めてのタイベル交換
アクセルオフでゴンっ!これも6万キロが交換目安


タイミングベルトの交換の為にお預かりをさせて頂くのはアバルト595です。
走行距離は6万キロ前半台。4万キロを越えたあたりで、ベルト交換のお見積りをご用意させて頂いていました。
その頃は時期早々であり、経過を見ながら最適なタイミングでの交換と相成りました。

中後期の頃のアバルトですので、使用されているベルトの種別は耐久性の高いグリーンラベルです。
その恩恵から、ベルト背面のひび割れは皆無に等しい状態でした。

しかし、油断は禁物。
ウォータポンプからは若干ですが、クーラントの滲みが起きている事が見て取れます。

ベルトの耐久性は向上しましたが、ポンプとテンショナベアリング従来通りの物ですから交換の時期をしっかり管理する必要があります。

 

ベルトキット一式に加えてクーラントタンク・スパークプラグも同時交換です。
画像にありませんが、サーモスタットも交換します。

 

びっしりとこびり付いたウォータポンプのシールガスケット。
フランジに残るガスケットは、水漏れの元ですのでしっかりと除去する必要があります。


フランジを整え、組み付けの再開。
清掃時に邪魔になるスタッドボルトは抜き取り、環境を整えての作業を行います。

ベルトがひと段落し、サーモスタット側の交換作業へと移ります。

サーモハウジングに取り付けられているホースを締め込むバンドが純正品の締め殺しです。
これは、新車から未交換である事を現します。


年数経過で折損を誘発する樹脂製のコネクタも交換。

それとアバルトあるあるの案件として、ブローバイ・リターンホースの管理を忘れてはいけません。
オイルエレメント交換の際に取り外す事が多いホース。耐久性がいまひとつです。
劣化により、避けることが多いのです。

シリコン製ホースへと置き換えて、耐久性の向上を図ります。

今回はブレーキ&クラッチフルード交換を行うのですが、タンク内のフルード吸湿を検知するテスタで測ると。。
1年ほど未交換ですが、ゲージの2つ目を指しました。
ブレーキフルードのタンクから、クラッチ操作用のフルードも供給します。
フルードは湿気を吸いやすいので、それが品質低下へと繋がります。
年に1度の交換を推奨する油脂類の一つです。

ちなみに、ブレーキ&クラッチフルードに湿気が含まれると、キャリパ&クラッチ油圧計系統の金属部品に錆を誘発します。
そうすると、耐久性能の低下に結びつきます。


一連作業を終え、試運転を行うと違和感を感じました。
アクセルをオフにすると、フロワパネルに振動が伝わってきます。
ワンテンポ遅れての、ゴンっと鈍い感触。
これは、エンジンロワマウントの劣化であると直観的に気付きます。


外してみると、盛大に裂けていました。

装着状態では見えづらい為に、良否判定はほぼ不可能。
経過年数と距離から、適正な交換時をご案内させて頂いています。

ただのベルト交換では終わらせず、乗ってしっかり確認。そこから得る情報をお客様に伝え、より良い状態でのご返却を出来る様、日々精進しています。
Written by Hashimoto

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