可愛らしい500L 細部まできっちりと。


各部の組み換えを進め、試運転の出来る状況に復帰した初見の500L。
チンクエチェントでも無ければ500Xでもない。丁度良いサイズ感なのに、正規輸入実現をされなかった名車だと思います。

当車輛は、1300ccマルチジェトディーゼルに、アバルト系のミッションが搭載され、制御はMTAによる2ペダルATです。
どういう事かと言うと、とても耐久性の高い仕様であるという事。
そもそもアバルトMTAは、デュアロジックと比べるとトラブル発生率が極めて低いのです。
そしてエコなディーゼルとくれば、原油高高騰の今最も欲しいイタリア車では無いでしょうか。

ストラット・マウントの交換を行ったのですが、ワイパーカウルの内部に積った汚れを一掃済みです。
こういう箇所の汚れは、排水性能の妨げになり、汚れが溜まり過ぎるとオーバーフローした雨水が室内に入り込み、嫌な雨漏れを誘発します。

隅々と、排水ドレンを洗浄し、組み付ければ見えなくなる箇所ですが、抜かりなく綺麗に仕立てています。


4輪アライメントによる、調整値の最適化を実施。
並行輸入車特有の症状も確認しました。
右側通行セッティングなのですよね。
日本の道路を走るに相応しい、セッティングデータに補正済みです。

イタリアンファミリーカーを、上質に仕立て直します。
Written by Hashimoto

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