フォグバルブLEDコンバージョン
オススメアイテムの登場


MCBのセットアップを終えたアバルト695は、ライティング関連作業へと移ります。

デイライトバルブ・ハイビームバルブ・フォグランプバルブ これらをお客様の意向に沿って、仕様変更を行います。
デイライトバルブについては、現在のところ安心して使えるLED製品は見当たらない為、白熱球で色味を調整するという目的で「core OBJ」の製品をチョイス。
シリーズ3までのアバルトには、選びたい放題の展開で様々なT20型バルブがリリースされています。
シリーズ4以降は、似た形のバルブが備わるのですが、電極配列が異なり、従来品のダブルフィラメントは適合しません。
従って、T20 シングルフィラメント対応のLEDバルブが必要になります。
しかしながら、警告灯の点灯問題がある為ポン付けで完了する製品で安心出来る物が無いのが現状です。

ハイビームバルブは、H7を用います。
ここについては、年式によりH1の場合とH7の場合があります。
使用頻度を考え、ロープライス品を選択。プチプラとも言うのかな。
LEDバルブは価格帯の幅がとても広いですので、目的を考え、適材適所で使い分けています。
アフターサポート態勢の整ったブランドを用いるようにしています。

フォグバルブはH3です。
ここも一癖有りまして、電極が逆の車輌も存在します。
今回は、極性を問わないバルブを用いますので、どんな車種にも取付が可能です。
LEDの分野は、日進月歩で色々な新商品がリリースされていますから、今現在の常識は1年後に変わっている可能性が十分にあり得ます。
信頼のおけるブランドを使う事で、その時のベストをご提案頂ける事が、取り扱う側としてとても強みであります。
これまで、H3フォグの推奨品が無かったのですが、これを機にラインナップに追加となります。
イタリア車のフロントフォグは、フィアットもアルファも同様である事が多いので、幅広くご利用を頂けそうです。
以前に「フォグバルブを交換したい」というご相談に対して、快い回答させて頂けなかった方々は改めてのご相談をお待ちしています。
チンク・アバルトの場合、交換手順に手間を要する事は以前と変わり有りません。バンパー脱着の必要な作業です。

バルブ組み替えを終え、それぞれの点灯テストを行います。
1.エンジン始動
この時点で、中央灯具のリングライトLEDとその奥のデイライトバルブが点灯します。

2.ロービーム点灯
中央灯具のデイライトバルブは消灯し、リングライトのみが点灯します。

3.ハイビーム点灯
中央灯具に備わるH7 LEDが点灯します。リングライトは依然と点灯します。

4.フォグランプ点灯
ロー・ハイ・フォグが点灯している状態です。

フォグがイエローなのは、黄色いLEDバルブを使用している為です。


バルブの組み替え時には、フォグランプ本体を裏側から取り外します。
その後、ランプ本体をベースから分離してバルブ交換を行います。
その際に、フォグランプ本体周囲のメッキと、バンパー側のメッキベゼルを綺麗に整えました。
メッキが曇っている同型車は多いので、磨く作業を行うには絶好の機会だと思います。

今後はT20バルブ・シングルのLED化として、良い商品がみつかる事を願います。
ライティングカスタマイズは、それほど得意では無いですが、何かのついでにという流れであれば出来る限りは努力する。そんなスタンスで取り組みます。
Written by Hashimoto

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