695アバルト サスペンションのセットアップ


走行距離のとても少ないアバルト695は、サスペンション・アップグレードのご依頼を頂きました。
2000キロ台ですので、足廻りの修理では無くアップグレードとなります。
アバルト&チンクはとても息の長い車種でして、初期のモデルは自動車税が増税されるほどのロングライフモデルとなりました。
なので、お客様が持ち込まれる個体のコンディションは様々であります。
10万キロノーメンテの車ですと、くたびれたサスのリファインとなり、蘇らせる要素が強くなります。
逆に新車同然のコンディションの場合は、ドライバーがお気に召さない箇所を中心に手を入れていく事になります。

今回は、安定感の向上・スポーティなフィーリングを求められていますので、定番サスペンションセットをご案内させて頂きました。

ハイスペックスタンダードダンパー+ローダウンスプリングの組合わせです。
年数経過を経た車体にも、最終モデルのようにカチッとしたボディの車にも、どちらにもイチオシの組合わせです。

段差を「トンットンッ」といなす、衝撃吸収能力は路面粘着率の向上に的を絞り、開発を行った結果の賜です。


スタビライザのセットポジションまで追求したオリジナルダンパーは、ロングドライブを快適に・ワインディングを楽しく・悪天候時も安全に あらゆる状況を
ものともせず駆け抜けるオールラウンド型サスペンションです。

車両重量により差がありますが、フロント10ミリ前後のローダウン。

リヤ側は、アジャスタ機構が備わりますので自由度が高く、今回は25ミリのローダウンとしました。


下げ過ぎないのがカッコイイ、上品な大人スタイルをモットーに仕上げます。
Written by Hashimoto

 

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