106ラリー トルクの薄い代表格に V-UP16 良い仕事します


メーカーの作り出した高回転型エンジンを搭載した テンサンラリー はパワーバンドまで回れば、高回転めがけて勝手にぶん回ると言うなんとも中毒性の高い事で有名な名機。
弱点は低回転時のトルクの薄さに尽きます。

そんなエンジンの性格上、パワーバンドまで到達したらレッドゾーンまで回したくなってしまうのですよね。楽しいエンジンです。
シングルカム・1300ccで、吸気系統は専用のアルミニウムマニホールドが奢られていて、シリンダヘッドは1600cc用を搭載。
無茶なチューニング度合いでは無いのですが、小排気量でビッグバルブ。ビンっと回して下さい!と言わんばかりのスペックです。

そんな低トルクが有る意味ウリのテンサンラリーに、V-UP16を組み合わせて低回転の使える領域をプッシュアップします。


最近の車ではプラグコードが無くなり、ダイレクトイグニッションが当たり前となりました。
こんな時代は当たり前にプラグコード付き。そしてイグニッションコイルは集約型が1個というシンプルな構成。
結線作業もアバルトあたりと比較するととても作業性が良いのです。

トルク薄なテンサンラリーに、V-UP16が働きかけると、1速のスタート・ハンクラ時に直ぐに分かるその効果に驚きます。
1450cc位に排気量が上がったかな?という印象です。

パワーバンドの際の吹き上がりは、更に鋭くなり中毒性が一層高まりました。
面白い車です!
Written by Hashimoto

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