距離の増加・この先の事
発電機の交換は必須であると考えます
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日本全国から整備ご依頼のご相談を頂く ルーテシア3RS 現在も津々浦々な管轄を記すナンバープレートの同型車をお預かりさせて頂いています。
特性・構造・弱点・そこを熟知したうえでアップグレードをご提案させて頂ける、ジャパン・トップ・ファクトリーとして認められる努力に取り組んでいます。
今回は、車検整備でのお預かりをさせて頂いた1台をご紹介をさせて頂きます。
発電機の交換は、距離が増えると必然的に必要となる作業内容。
ワンウェイプーリが備わる場合は、負荷軽減効果がある事からブラシの寿命が延びるのは事実。

当車輛にはその機構が備わらぬ為、従来の発電機同様に10万キロ以上・15万キロ以内には交換を終えておきたい、予防整備対象箇所であると言えます。
事実、取り外したオルタネータのブラシはすり減りが激しく、十分に消耗していると言える代物でした。

スリップリングも非常に減っており、ブラシの交換だけではこの先の安心保障は得られない事がよく分かる瞬間です。

今回は、交換にあたりボッシュ製のオルタネータから、バレオ製に変更する為に端子の備わる位置に変化が出ます。

その為、若干の取り回しについての配慮は必要です。
届く・届かない、という面で見た場合は届きますので、比較的容易にブランドコンバージョンは可能と言えます。
オルタネータの交換を行うならば、という事で同時に交換しておきたい「これからのトラブル予防箇所」も合わせて施工します。
オルタネータとコンプレッサを取り外し、それらのブラケットを外してようやく見えるのが「ウォータインレット」と呼ぶパーツ。
サーモスタットを通過し、ラジエタを流れ、冷えた冷却水がシリンダブロックに戻る その場所に装着されています。

一つの事を行うのに、一つの事だけを施行していては勿体ない。
年数経過と距離を経た車と向き合う場合は、同時施行をいかに上手く組み込むか、ですね。
未然に防げる事は、早めに施行して正解だと思います。
引き続き作業を進めます。
Written by Hashimoto













