106 リヤクロスメンバーシャフトの交換続編


サブフレームをリフトへと固定し、必要工具と部品を用意しいよいよ組替え作業を行います。まず、クロスメンバーより生える金属シャフトに、抜き取り用のスチールカラーを思いっきり溶接固定します。この時の溶接が弱いと、抜き取りの力に負けて溶接が剥がれてしまうので出来る限りの溶接固定を心掛けます。

抜き取りに使う軸棒を、先程の溶接カラーにねじ込みます。


抜き取り時に、効かせる外輪とカラーを挿入します。

強烈な力で、ネジを回し続けますので、ボルトナットが発熱します。すこしでも緩和すべくベアリングをナットとカラーの間に挟みます。


最後にナットを軸棒に入れ、そのナットを最大限の長い工具でねじ込み続けます。

すると、クロスメンバーから分離してくる。というわけです。

サクッと書いてはいますが、もの凄く大変です。とにかく硬い!

抜き取り終えたら、続いては逆の作業です。一通りの入れ込みツールをセットし、今度は金属シャフトを圧入していきます。これも硬い!


ひたすらラチェットを降り続けます。


頑張り続けてようやく片側の組み替えが完了です。反対側も同じ事を行います。106ファンの方が、楽しく乗り続けられる様に頑張ります!

Written by Hashimoto

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