スフェリカルボール・ロワアーム
RCZ 6MTにセットアップ


RCZ用のサスペンション・ロワアーム ピロボール式
純正アームに、スフェリカルボールを組み込んだ逸品です。

ハードアイテムですね。

ラジエタ交換作業を進めていたRCZに組付けを行います。

ロワアームの交換を行う際に、同時交換を行っておきたいのがナックル下側に備わるボールジョイントの交換です。
ロワアームの先端にジョイントが備わる場合と、ナックル側に備わる場合と、車により構造が異なります。

RCZはナックル下側にネジにより締め込まれています。

距離の増加と共に、ジョイントの緩さが目立ち始め、最終的にはガタへと繋がる部位です。
車輌装着状態では、良否の判定が難しい事も特徴の一つです。

本来はゴムブッシュが圧入されるロワアーム。
そのブッシュを、ピロボールへと打ち替えた物が今回の製品です。

ゴムブッシュの場合は、ストロークの際にゴム特有の反発力を発生しますが、ピロボールの場合はその反発を発する事はなく稼働域の範囲をスムーズに稼働します。

また、捻れ・撓みが起きない事もピロボールの特徴とメリットです。
反面、ベアリング構造である為に金属摩耗が進むとガタの発生~音の発生が起きる場合もあります。
定期的なメンテナンスが必要である為、普通に乗りたい方にはゴムブッシュ式を推奨します。

お客様からご要望で、剥き出しのピロボールにブーツを被せて、粉塵混入を防ぎたいという内容を伺っていました。

要望のみを伺い、どんな方法が良いかを考えた結果、汎用のジョイントブーツを加工し、セッットすることに。


良い性能を維持してくれる事に期待します。
組付け復旧を進めます。
Written by Hashimoto

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