アバルト+LSD なんともFUN to DRIVE な響き!


アバルト595 にクワイフLSD のインストールご依頼です。
お住まいの地域は冬場の降雪量が多く、その中でも活躍するアバルトである為、トランクション抜けを防ぐ意味で今回の作業のご相談を頂きました。
融雪材地域でありながらも、錆の発生量が少ないのは春先に必ず行う洗浄作業と、防錆作業の賜です。

今回のアップグレードパーツと、その際に施行可能な消耗箇所のメンテナンスパーツ。

◆軽量フライホイール+クラッチ
◆強化ロワアームブッシュ
◆クワイフ LSD
◆エンジンマウントやボルト及びシール・ベアリング類
これらを今回の作業時に施行を行います。

こちらが今回の目玉アイテム「クワイフ ヘリカルLSD」です。
プレート式LSDと比較すると、効き具合はとても自然で有ることが特徴です。
ハンドルを切りながら、アクセル操作を行っても「カッカッ!」や「バキ」と言った音が出ること無く、あれ?LSD入りだよね?という位にナチュラルです。

高い刺激と効きを求める場合は、物足りないかもしれませんがタイトコーナーで、踏めばアンダーが出る..というガマンの時間にジワジワと踏める。
それがLSDの魅力です。踏めば確実に効果を実感出来るそれがヘリカルLSDの魅力です。

ミッションを降ろし、施術台に乗せます。

走行距離は10万キロ。
ハードな使い方はされていないであろう事が、ミッション内部のコンディションで伝わってきました。
ベアリングの状態は良好・シンクロの効きはしっかりと維持。ギヤ欠けや、加熱の様子も見受けられずデフの組み替えとプリロード調整のみで完結します。

パック型ミッションなので、デフを取り出す際はここまで分解する必要があります。
エンドケースが分離するセパレート式であればデフのみ摘出が可能。

全ての構成部品を取り外し、ケースは洗浄機で油分とスラッジを吹き飛ばします。

デフ本体とベアリングを交換した際に必ず必要になるのが、プリロード調整です。
プリロード調整とは、デフベアリングの効かせ具合の微調整の事。
プリロードが効いていないと、デフがケース内で暴れます。

効き過ぎていると、ベアリングの押しつけ圧が高くなり過ぎて熱を持つと同時に、転がり抵抗が増え新しいベアリングを即刻ダメにしてしまいます。

豊富な設定のシムを選別し、適切なプリロードを得られるように仕上げます。

プリロード調整中は、ケースの中にはデフのみを仕込んだ状態で作業を行います。

デフ本体が、ベアリングを介して程よい力で回転する様に、何度かシム調整を繰り返します。


この後、ミッションの組み立てを行い、コンプリートの完成となります。
引き続き作業を進めます。
Written by Hashimoto

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