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工場通信

先日お預かりしたアバルトで気になることがあったので、調整しておきました。

2018/08/29 | 何気ない作業風景

車検でお預かりした、アバルト500です。
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お預かりさせて頂いている間には、何度も試運転を行うのが当社の整備の流れのひとつです。
見積り時の現状把握の試運転から始まり、作業開始後の随時状態変化確認の試運転、
完成検査時の試運転、このようにその時々で必要となる内容に合わせて試運転を行っています。

周囲の道路環境が、混雑していないのが当社の立地条件の中で優れている点ですので
渋滞やストレスを感じること無く、車の状態把握を行う事が出来ます。

そんな試運転の際に気になることがありましたので、確認と調整を行う事に。

気になったのは、直進状態で走行中の、ステアリングセンターのズレです。

ズレていることが気にならなければいいんじゃないの?という問題では無く、
今時の車は走行状態において、色々な箇所へステアリングアングルを認識させています。
主たる通信箇所は、電動パワーステアリングと、ブレーキシステムのESPやASRと呼ばれる箇所です。

ドライバーがどういう運転状況にあるのか、を知るためには重要な数値になってくるのです。

今回は、直進状態で左に向いた状態で走行していました。
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大体このくらいです。

このときに、ECUの読み取り数値が「0」を示していれば問題はありません。
ですが、通信し、数値を確認すると。
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「9°」と出てきます。

つまり、ドライバーはまっすぐ走っているつもりであっても、車側はハンドルを
左に切っていると判断してるのです。

こうなると、いざという時、お利口なシステムが沢山備わっていても正しく作動できなくなります。

なので、きっちりとセンターを調整し、
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テスターで「0」の値を確認する必要が出てきます。
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これで安心です。

こういう作業には、基本的に幾ら、などといった細かい金額設定は行っていません。
お預かりさせて頂き、トータルでお車を管理させて頂いている場合、少しでも良い状態に
してお返ししたいという思いがありますので。