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工場通信

1.6THPタイミングチェーンの交換

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当社では初となる1.6THPのタイミングチェーン交換です。
全くと言って良いほど必要にならなかった整備でして、ようやく初の試みです。
今回の施工車両に関しても、必要に迫られて交換するのでは無く、そろそろ換えましょうか。という流れでの作業となりました。
ベルトと異なりチェーンの維持管理は、オーナーの管理しだいでは非常に長持ちさせることが出来るのが魅力です。

ベルトはゴムですから、黙ってても劣化します。
チェーンは金属ですから「良質なオイル」をしっかりと管理できていれば、ほとんどその劣化を見せません。

今回の施工車両は、当社の元デモカーDS3SSです。
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いきなりチェーンを外すのではなく、事前の準備と調査が入念に必要です。
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1番・2番のプラグホールにSSTを取り付け、ピストンの中立位置を探し出します。
アングルゲージをシリンダヘッド平面部にセットし、インテークカムの現在の角度を検出します。
これにより、チェーンの伸びと現在のバルブタイミングが判明します。
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この時に理想角度は約90度ですが、実際には85.3度です。
これがタイミングの狂いとなります。

ここからようやくチェーンの取り外しにかかります。
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チェーンガイド付きの状態でまるごと外します。
この構造はなかなかの出来です。
車種によってはチェーン交換は非常にやっかいな場合もあるみたいです。

新品のチェーンに組み替え、組み付け後のタイミングチェックも行います。

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交換作業性は非常に悪いですが、カムシャフトコントロールソレノイドも予防で交換します。

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対策品になっていました、
油圧により、カムシャフトの作動を切り替えるためのソレノイドです。
ここも良質なオイルの使用で、劣化防止が可能です。

これから少しづつ増えてきそうな作業です。
今後は作業効率を上げる作業の進め方を見つけて行きたいと思います。