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工場通信

エンジントラブル発生

連休前の出来事です。

突然のエンジンストール発生で、レッカー入庫したアルファロメオ ジュリエッタQVです。

トラブルシュートの結果、バルブタイミングの狂いに焦点を絞りました。

タイミングベルトのカバーを取り外し確認すると。

なんと、ウォーターポンプが損傷し、軸がグラグラになっています。。その結果タイミングベルトのコマ飛びが発生し、バルブタイミングがずれてしまっていました。

このような事態の時に点検しなければいけないのが、コンプレッションロスの測定です。

圧縮行程のシリンダーのバルブがきちんと閉じ、密閉状態にあるか?を調べます。ベルトのコマ飛びからバルブクラッシュが想定されるからです。

最もコストのかかる類の修理が必要になります。

一つ一つシリンダーを個別にテストを進めます。

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シリンダー1 ロス値は10%程です。
新しい車にしては少し多い気もしますが、許容範囲です。

全てが先程の結果であれば安心ですが、残す2.3.4番シリンダーはロス値が20%を越えています。
ちょっと問題ありです。

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ロスする原因を聴診器で探ると、全てがエキゾーストバルブの曲がりである事が分かりました。

非常に微量ですが、ピストンがバルブにダメージを与えたのですね。

本来ならば、シリンダーヘッドを外しバルブ交換などの処置が必要です。

もしかするとこの程度ならエンジンは始動するのでは?

とも思い、破損部品やベルトなど一式を交換してエンジンを始動してみました。

おっ!始動しました。

完治しているわけではないので、経過観察が必要ですが、しばらくこのまま様子を見ます。