アバルト595 作業が盛り沢山です
フライホイール+サスペンション+車検


新車から3年目を迎え、初めての車検としてのご入庫です。数ヶ月前にご新規様としてご来店を頂き、その際に当社のデモカーを体感頂いた結果各部のフィーリングにご賛同頂きました。
数週間前の車検のご相談の際に「オリジナルのサスペンションが間に合えば、フライホイールと合せて頼みたい!」と嬉しいお言葉を頂いておりまして、きちんとサスペンションが間に合いました。よって今回は車検と合せて大物作業が揃い踏みです。

まずは、スチーム洗浄なのですが今回は工場の使い方の流れ優先考慮でして、先にバンパーを含めた必要箇所の分解からスタートし、ミッション・フライホイールの作業を優先しています。

サスペンションの変更も、このタイミングで施工しますのでワイパーカウル廻りの分解も終えています。

スムーズに分解を終え、サクッとミッションを降ろします。随分と作業ノウハウが溜ってきました。こういう作業を行っている時にいつも思うのが、メカニック人生を選んで良かったと。自分達でパーツや整備の企画をし、あったらいいなを形にし、自分達の手でそれらを組み込んでいく。何か問題があれば再構築し、改善を行う。簡単な事ではありませんがあったらいいなを形に出来、体感し、納得の行く物をお客様にご案内させて頂く。楽しい仕事だと思います。あ、でもウチはちょっと特殊ですかね。整備士さんが皆そういう手法を行うというのは違いますね。言い換えれば「レッドポイントで働けて良かった」が正解です。


純正のデュアルマスフライホールを当社のオリジナル商品 軽量フライホイール に組替えます。こちらの製品へのリクエストは今非常に多く、当社での取付をはじめとし様々なお店様からのご注文を頂いています。自信を持ってお勧め出来る製品の1つです。

サブフレームを組戻す際には、ボルトホールにグリスを充填しています。この箇所はボディ上部から流れた雨水が溜る場所でして、酷く錆びた状態でボルトを取り外すことが多いです。

ボルト側にもグリスを差し、組み付けます。正確なトルクの管理が出来、組み付けもスムーズに行えます。


ロワアームブッシュの組み付けについても、打ち合わせ時に追加のご依頼を頂きました。

この後、サスペンションの交換を行いながら組み付けていきます。

Written by Hashimoto

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