DS3パフォーマンスにステージ1メンテナンス施工

週の前半に整備をスタートしたDS3パフォーマンスは、引き続きステージ1メンテナンスを行いました。

レッドポイントでの整備の第1ステージという意味でもあるステージ1メンテナンスでは、バッテリー周りの電気の流れの無駄を無くす基本整備となります。

施工前の状態ですがバッテリー周りはフルにカバーで覆われており、スタート前のバッテリーテストすら難しいです。

カバー廻りを分解した様子がコチラ。プラス側の端子はクイックリリースタイプ、マイナス側は電流制御装置が付いたターミナルとなっています。

まずはプラス側のターミナル交換から行います。ターミナルの付け外しがしやすいクックリリースタイプのターミナルですが、その分バッテリーポストに対して咥え込む力も甘く、接触面積も少ない事から電気のロスが発生しやすいポイントです。

お客様自身でバッテリーを外すシチュエーションなどほぼ無いことだと思いますし、交換を行い改善していきます。

 

そしてそのターミナルに、ターボパイプの陰になり普段はあまり見えないオルタネーターのB+端子へと繋がるダイレクトケーブルを制作し、引き込みます。

 

マイナス側のバッテリーターミナルには電流制御ユニットがついている為交換するわけにはいきませんので、そこに追加のアースケーブルの追加を行います。

今回行う車両のマイナスターミナルは純正配線と一体となっており、追加のアースケーブルを繋げる箇所が無かったので、ボルトを一本通してアース配線を繋げるようにしました。

そこにボディからとエンジン・ミッションの2か所に追加のアースケーブルを制作追加し、接続します。

仕上げにターミナル用潤滑剤を塗布し、ステージ1メンテナンス施工完了です。

施工前のバッテリーテストのやりにくさを改善するため、マイナス側のターミナルにはバッテリカバーがついていても端子にアクセス出来るようにしておきました。

施工後の充電回路の改善を確認し、本日の作業はここまで。引き続き整備をすすめていきます。

 

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