パンダクロスLEDヘッドの続き
こんなオチがあったとは。。


LEDヘッドライトの正常点灯の為に、SessA HID Plus を取り付けました。ここまでは以前の投稿内容です。ヘッドライトの光軸調整と、夜間の実走行を行い仕上げ作業の途中に「あれ?ハイビームが点かない時がある。。」という症状が発生しました。ロービーム側のみに配線加工を行っていますので、間違いは無いはず。念の為に電源系統を確認するも、電圧状態は異常無し。お客様が装着されていたLEDヘッドライトバルブの不具合で有ることが分かりました。

通常、LEDヘッドライトバルブには、放熱のための工夫がなされているのですが、そういった内容が何も無くバルブ本体からの放熱に頼る方式であった様でして、放熱が上手くいかずに断線したものと思われます。バルブを外すと、コネクタ部が崩壊する始末でした。

安心感の高いBREX製に変更します。

こちらは、バルブ後部に放熱ファンを持ち、別体式のイグナイタも備わるため、放熱性については問題の無い商品です。

問題はうまく熱を発散できる取付を出来るかどうか?そこが肝心です。
ヘッドライトの裏側、内部構造を出来る限り広く設けられる工夫も必要です。

放熱ファンが作動し、熱が上手く循環出来る様に、本来のH4接続コネクタはヘッドライト内部に隠して収納しました。

イグナイタも高温になるため、コチラは外部に取り付けます。
でも、そうしようと思うと接続カプラを工夫する必要が有ります。画像では、純正の接続カプラに接続していますが、このカプラはライト内に仕込んでいますので使えません。

別経路でH4接続カプラを新設し、その際に配線を延長します。

これで各部の放熱対策は上手くいきました。あとは、BREXバルブの光軸調整を行います。
画像は、光軸テスタの映り込み画像です。全くおかしな方向を照らしています。

BREXバルブには、車に合わせた光軸調整の補正が出来る様になっており、それを行うと。
しっかり・くっきり 光軸が整いました。

こういう細かな配慮が嬉しい限りです。
良い商品は、色々な点で優れていると改めて感じます。

LEDバルブは、DIY感覚で施工可能の様にも思えますが、しっかりと安全に取り付けるには少々のコツが必要です。

Written by Hashimoto

関連記事