アバルト MTA作動油にSessAマキシクリア
MTA制御をスムーズかつ滑らかに!


フライホイール交換作業を進めている アバルト・ピスタは、分解の際に行える作業を進めています。そのひとつが MTA 作動油の交換です。車輌にミッションが搭載された状態だと隙間が無く、尚且つ保護プレートが邪魔してキャップすら開ける事ができませんので、今のうちに入れ替えを行いたいと思います。

MTA作動油というのは、ギヤオイルの事では無くMTAシステムを作動させるためのオイルです。2ペダルセミオートマとなるのですが、中身はマニュアルギヤボックスにクラッチ機構を備えています。作動油により変速作業と、クラッチ操作を行っています。
上の画像で言うところの、黒色の丸い部品がアキュムレータでして、その後ろにリザーブタンクが備わります。ミッションが傾いているので、油面も傾いていますが作動油がどこまで入って居るのかが一目瞭然ですね。

この作動油を「SessAマキシクリア」に入れ替えを行うと、その直後は油面がどこなのかが分からなくなる程に透明度の高いオイルです。水みたいでしょ。これがマキシクリアの名前の由来でして、無色透明で、サラサラと流れる事でスムーズな作動を行えます。スムーズなのかどうかは、システム側が判断することですが、それが分かるのが油圧ポンプの作動音の低減です。ッポンプが無理なく動いている事が、聴覚からも感じる事が出来ます。

搭載後の定期的な作動油交換をスムーズに行えるように、ヒートシールドに若干の加工を施しておきました。

本来は、キャップを簡単には開ける事が出来ない構造になっています。

この様な小加工は、いつも思い付きで行っています。ですので、随時施工内容は更新されていきます。
引き続き作業を進めます。

Written by Hashimoto

関連記事