ルーテシア3RS 今回は前後のサスペンションをリファイン
ウォータブラストの恩恵はやはり大きい


部品の入荷待から解き放たれ、ルーテシア3のサスペンション作業をお待ち頂いていた車両が続々と入庫しています。
前回の作業車両は、フロントサスペンションに集中しました。
今回は、前後のショックアブソーバ交換を行います。

冒頭画像は、取り寄せた純正・新品のダンパーです。
ピンクラベルは、シャーシ・スポールの物である証。
ゴールドラベルの場合は、シャーシカップ という具合に色で識別が出来る様になっています。

作業を行うに辺り、必要箇所を各部分解するわけでして。
いつも思うのですが、このストラットの樹脂カバーは必要なのでしょうか。

外すと、水が入り錆びていることが多々なのです。

水が入らないようにという配慮なのでしょうが、入った水とそこに蓄積された埃により湿度が高まるのか、錆びている事が多いです。
当社での作業時にも、最後にはカバーを取り付けるのですが、防錆処理を行った上で取り付けるようにしています。
しかし、いさぎよくカバーは無しにしてしまった方が良い様な気もしてきます。

ナックルのベアリング交換も行うので、本体を取り外すのですが、ここの状態で作業がスムーズに行えるか否かが決まります。

ドライブシャフトのスプラインですね。このところのルーテシアではここが強固に固着している事が少ないのですが、固着している場合は作業が難航します。

取り外したナックルの拡大画像です。
酸化皮膜とブレーキによる汚れなどで、大体はこんな感じの見た目になっています。

この状況をスムーズに美化するには、ウォータブラストがとても重宝しています。
どんな感じの作業風景かと言いますと。動画をご覧下さい。

気持ち良いくらいに汚れが落ちる事を確認出来ます。
導入して良かったと思える機材です。水圧はそれほど高くないので、施工箇所に注意して行えばベアリングやジョイントのダストブーツに水が混入する心配もありません。

こうして清掃を終え、ナックルベアリングの組替えを終えた部品です。

この後は、ショックアブソーバの組替え・ストラットマウント交換・リジッドメンバーの組付けを進めて行きます。

Written by Hashimoto

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