サスペンションチューニングの仕上げに
エンジンにもGoodFeelingを


サスペンションをビシッと仕上げたルーテシア3RSは、エンジンの気持ち良さも向上すべくレデューサの取付ご依頼を頂きました。
ルーテシアRSの持つ刺激的で荒々しいエンジンフィーリング、そこに更なるスパイスをプラスする。それがレデューサの仕事です。

ブローバイガスの処理能力を向上する事で得られる効果、それは装着するエンジンの素性により得られる効果は変化します。

ルーテシアの場合、ルノースポールエンジンのフィーリングの良いところを引き立たせ、結果的にシルキーな印象をもたらす様に感じます。

VVT制御が賢く、なおかつ電子スロットルの開度調整がリニアな為に、エンジンの求める吸入空気量をかしこく制御しているのがこのエンジン。
そこに電子デバイスによる誤った信号を加えてしまうと、マネージメントに対しての邪魔をしてしまうと考えています。
過呼吸気味になり、結果的に理論空燃比から離れたところに制御を追いやってしまう様に思えます。

エンジンの事をあまり知らない方は、吸気音の増大や、不要なスロットル開度に喜びを覚える様ですが、それは玄人的にはNGとするもの。
分かりますよ、自身も昔はそういう事に喜びを感じていました。

激辛料理料理は刺激的であるものの、旨味を消してしまう。車遊びも共通する事があります。
旨さと辛さのバランス大切ですよね。

レデューサの取付は、空燃比に悪さを与える要素は皆無で、エンジンにおよぶ負担を取り除き、軽く回すことを目的としています。

ブローバイガスび排出口から最も近いところにレデューサを配置し、ガスの脈動が衰えない箇所でリードバルブを制御させる事に成功したレイアウト。
そして、純正の戻し口とは異なりエアクリーナボックスに還元させるという事も奥ゆかしい理由があります。

ポンピングロスの低減により、自然と回りたがる結果が得られ、シルキーに回る2リッターNAを心行くまでお楽しみいただきたいです。

Written by Hashimoto

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