思った以上に良い!
Snap-on CSSD1


良い仕事してくれました。
流石はスナップオンツール。

紹介を受けた時は、握りが太くて先端も太くて、使う範囲限られるかな。。でも魅力あるな。そんな思いでいました。

スナップオン CSSD1 スクレッパーです。
ガスケットを剥がす事が目的のハンドツールですね。
そもそも、このクラシックグリップが好みです。

先端にはタングステンカーバイトがくっついています。
刃先交換はほぼ不要。悪くなったら、ツールごと交換です。
どんなもんじゃい?っと思っていたのですが、思った以上に良いのでご紹介と相成りました。

こちら、アバルトのタイミングベルト交換の真っ最中。
アバルト系のウォータポンプフランジには液体ガスケットのみで機密を保つ構造の為、シリコン系ガスケットが大量に塗られています。
いつもはブレードスクレッパで荒落としをした後に、ペーパーで整えるのですが一発で画像の状態まできました。

ガスケットはほぼ剥がれており、ここに至るまでが超ラクに作業を行う事に成功。
こういう時間節約って、メカニックにとってはとても嬉しい事。
気を付けないと、アルミ素材には刺激が強すぎるかもしれません。

今回のグリップは、3番と呼ばれる大きなドライバーにセットするのと同じ太さです。
「2番用位のグリップでワンサイズ小さな製品も出してくれると嬉しいな~」
期待しています。

メカニック作業の面白い事って「別にこんなの使わなくたってよくね?」というところに、敢えてお気に入りの物や拘りのツールを使うところにあるんですよね。
年に1度しか使わない工具でも、言い方換えればそれが無ければ成立しない事も多々あります。
工具沼ってやつですね~。

愛する工具で、お客様の大切なお車を整備できる喜び。
お客様が知らぬところで、メカニック達は一つ一つの作業に工具を通じての作業に満足感を感じているものです。
モチベーションアップってやつですね。

明日も気張っていきましょう!

Written by Hashimoto

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