ちょいと問題がありました
アバルトブレーキメンテナンス

アバルト・ピスタのお客様よりメンテナンスのご依頼を頂きました。
フロント&リヤのブレーキリファインとアップグレード作業を進めてまいります。

施工内容
◆フロント&リヤ ディスクロータの交換
◆リヤ・ビッグロータコンバージョン
◆フロント&リヤ SessA 低ダストパッドへの変更
◆ステンレスメッシュ・ブレーキラインへの変更

効率よく進める為、セクション別に担当者を割り振って作業を進めます。
私はリヤセクションを担当します。

使い込まれて錆も目立つディスクロータは、作業前の画像。

リヤのビッグロータを組み付けるにあたり、リヤブレーキの分解・バックプレートの取り外しを行いました。
この後、キャリパをオフセットするためのブラケットを組み付けます。

リヤパッドを新調するので、キャリパーピストンを戻します。
その際に「ん~っ?」となる痕跡発見。

拡大すると。

分かりますか?

リヤブレーキには、ハンドブレーキメカニズムが備わります。
大抵の場合は、パッド側に凸があり、キャリパピストン側には凹があります。
それら凸凹は正確な位置で組み合わせる必要があるのですが、これまでの使用過程では凸凹が一致していなかった様です。
この位置に不揃いが生じると、色んな意味でよろしくないわけで。。

修正して、正しい位置関係で組み直しておきました。

バラさなければ分からない事、いろいろありますね~。

Written by Hashimoto

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