すごく良い、このクルマ!そう思える瞬間


仕事がら、色々な車種と接する機会が多く、作業を通じて1年を通して様々なクルマを運転します。
イタリア・フランスの車に限ってですが、年数を経たモデルから最新モデルまでその種類はとても多いと言えるでしょう。

仕事・作業を通じて接する車は、その車の良さを知ると言う見解では無く、その個体に対して必要な整備と整備の過程・仕上がりを検知する為に運転をするものです。

電子制御の車に触れ合う事が主の業種である為、私生活では完全なるアナログの車や物を好み、温故知新を紐解く様にしているのが私自身の趣でもあります。

先日、私の身なり・身分に相応しくない車を使い、休日を過ごす機会がありました。
その中で感じたのは、使い方によって縁遠い車が、とても良い車だと実感したこと。
色々なクルマを知ったつもりであっても、その車がライフスタイルの中でどのように輝くのか、シーンによって光る魅力に改めて気づかされる時間を過ごしました。

プジョー508ハイブリッド。冒頭画像の車輛です。
会社付近を試運転レベルで走らせる程度では、何の魅力にも気付けないであろうと確信しました。
高速道路を優雅に走らせることが出来、燃費も抜群。
車両本体価格700万オーバーの車格を知るにはまだまだ時間が足りないですが、熟知しその観点でクルマと向き合う事は、かけがえのない時間となりました。

クルマには個性があり、その車の得意分野がある。
所有満足度も走行満足度も高いランチアデルタ。こういう車が手元にあったならどんな休日を過ごすのだろうか。

フレンチミニバン代表格 カングー。所有していれば確実にアウトドアが大好きになるはず。

アルファロメオ GTV 3.2V6 。エレガンスに流して機械の魅力に溺れ、その余韻で酒を楽しむ。特別な夜を過ごせそうです。

ラテンなクルマにはどれも個性が強く、それぞれを活かす乗り方・持ち味があります。
ここに挙げた車以外にも全ての車を好きな時に乗る事が出来、味わい尽くせることが出来れば、人生はもっと豊かになるでしょうね。

「車なんて何でも良い」そう思われる方は、当社のお客様ではゼロだと確信できる濃い環境。
濃さに負けぬ、濃いご対応をこれからも心がけようと思う次第であります。
Written by Hashimoto

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