アバルト500に ビポストータイプ BMC OTA


アバルト500に BMC OTAキットの取付ご依頼を頂きました。
現在は別のアップグレードパーツを装着中ですが、気分を換えたいというお考えなのだと察します。

BMCよりリリース中のOTAキット アバルト用を使用し、そこに組み合わせる専用のブラケットを用いる事で最強アバルトとして名高い「ビポスト」を模したフィッティングを行います。
カーボンケースに覆われたボックスタイプエアフィルタは、断熱効果と内部構造が優れたエアクリーナです。
ボックスサイズは控えめに思えるかもしれませんが、マフラーパーツと同じ考えで「大きく・太ければ良い」という答えではございません。
排気量と用途に合わせたベストバランスの考えがありますので、丁度良いサイズ感であると思います。

フレッシュエア導入側にフィルタが備わることが、BMCのスポールフィルタの特徴の中で最も大きな他との相違点です。
一般的には、エンジン側にこの構造が展開される事が多いです。

この構造により、フィルター通過後の吸入空気を整流する事が可能です。
整える→キレイにする
キレイにする→整える
この違いです。

インテークマニホールドにブラケットをセットし、ボックス本体を固定。
位置関係を決定したら、各取付部を締め付けます。
レデューサが装着済の場合と、非装着の場合とではボックスの固定位置が若干異なります。

ボックス位置を決定したら、次はホースの長さを決定。
必要な長さに(丁度良い長さ)にカットして、それぞれの接続箇所に取付・締め付けを行います。

この際に、ジャバラ構造が上側に盛り上がらない様に角度調整を行います。

ボックス位置関係・ホース角度と取り回しを横方向からも確認。
ジャバラが下方に下がっていることを確認します。


今回の車輌には、補強バーが備わっていましたので、それとの干渉もキレイに避けています。
ジャバラ角度が適正である場合、ボンネット裏のサイレンサにホースが干渉する事は無くなります。

吸気音こそは控えめですが、吸気効率はバツグンです。

ブローオフを行わない場合は、ステンレス製サンドブラック仕上げのブローオフリターンジョイントパイプの用意も有ります。

大人仕立てのアバルトにピッタリなBMC OTA おすすめです!
Written by Hashimoto

関連記事