頼れる工具!だから工具探究はやめられない


シリンダヘッドのオーバーホールを終え、エンジン始動~各部の確認を終えた再生計画進行中の106は、作業場所を足回りへと移りました。
ロワアームのボールジョイントの組み換えを行っています。

作業着手前は想定していない作業でしたが、クラッチに伴うサスペンションの分解に際してボールジョイントの劣化に気付く事が出来ました。
ジョイント交換を行うに当たっては、ロワアームを取り外し、油圧プレスで組み換えを行うのがセオリーです。

今回は、セオリー外の作業を試みます。
冒頭画像は、車上でジョイント組み換えを行う様子です。
この手の作業の中で考える必要があるのが、目的を果たすに対してどれだけの治具を用意するかです。
冒頭は、外す際の組み合わせ・下記画像は、組む際の組み合わせ。
目的別にアダプタを組み合わせます。

JTCのツールが強靭な為、少ない力で最大限のパワーを対象物に与える事が出来ます。

最後の一押しには、ツールの締め込み力では力不足であったため、ポートパワーとラムを使って最終勘合点まで力を与える必要がありました。

良い感じに組み換えを完了。

工具の力には脱帽です。

ペラッペラにすり減っていたフロントブレーキのパッド。

ロングライフパッドですが、おそらく10万キロ近く使ったものと想定します。
SessA低ダストパッドは、10万キロくらいは使えてしまうエリートパッドです。


足回りの組み付けを完了させ、この後はリフトから降ろし場所を変え、作業を進めます。
Written by Hashimoto

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