短編・ショート 投稿
燃料ホースとモトリタ・ステアリング


夏季休暇前の1週間。
ハードな日々を送っています。

冒頭画像は、クリオ・ゴルディーニ 本国仕様のシャーシカップ。タイミングベルト交換の復旧作業の合間です。
インマニを外した隙に、燃料ホースの交換を取り進めています。




ワイヤツイスタで、抜け止めを。
これはインマニを外した際に出来る処方であります。
そもそも、クリオ3RSのフューエルラインは樹脂の蛇腹部品を使っており、経年劣化によるピンホールの発生から燃料を噴き出すと言う
とんでもないオプション機能を備えています。
それを防ぐには、対策ホースへの交換がベストであります。純正部品での交換は部品構成が大掛かり、かつ国内在庫無し。
という痛い仕打ちを受ける状況ですので強度と耐久性を兼ね備える対策品への交換がベストであると考えます。

そしてちょっと旧い車の話。
新車からワンオーナーのキャブクーパー(1990年代初頭)のクラシックミニのステアリング交換を行っています。
ステアリングホイールを少し大径にしながらの、ハンドル交換。

この機会を経て知ったのですが、価格高騰に驚きました。
MotoーLita(モトリタ)は、英国車ではメジャーする過ぎるブランド。
スパルコ・モモ・ナルディ と肩を並べるブリティッシュブランドです。

昔は誰もが納得の価格で購入できたステアリングですが、現在の価格はその昔にレスレストンのステアリングを購入できた価格となっていました。
ライティング・ステアリング関連部品は、この先根下がる事は無いのでしょうね。
ルーカス・マーシャル・シビエ といったブランドのビンテージパーツは価格高騰が止まりません。

少しでもステアリング交換に関するコストを抑えるべく、ボス加工を施します。

ボスの値上がりも凄いです。
マウントニーというステアリングホイールの規格に沿うボスを、モトリタのステアリングに合わせ込みます。

ボルトホールの増設を行いながら、ボスは再使用が出来る様に加工を施します。

クラシックプレミアムパーツと君臨したモトリタステアリング。
その昔、我が家のMG-Bにも付いていた事を思い出します。
幼少期の記憶は恐ろしいですね。
モトリタ?と思った事が未だに懐かしい記憶に残っています。

時代は流れるも、その頃と同じものが現代でも手に入り、新たな歴史を刻む。
オートジャンブルは深いですね。
Written by Hashimoto

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