トラブルシュートの週間でした
DS3エアコン作動不良
今週は様々な内容のトラブルシュートに向き合う事が多かったです。
時間の計れる作業とは異なり、どの程度の沼にはまるか、予想が付かないのがトラブルシュートです。
DS3スポーツシックは、今夏の流行りでもあるエアコンのトラブルでした。
症状の確認~第一歩目の確認として通電状態を点検すると、エアコンスイッチはONでありながらコンプレッサに供給される電圧がゼロボルトでした。
その時の様子は、残せておりません。
基本のヒューズに問題は無く、回路を調べているとファンモジュールの怪しさに目がとまります。
補足情報として、クーリングファン作動に問題はありません。
念の為、ユニットを外して見始めます。
この手の部品は、開けられる物は開けるスタンスで取り組んでいます。
完全にアウトですね。
回路までは調べていませんが、交換を行います。
ファンもしくは、コンプレッサなどの電気負荷物の作動電流値が、高くなっている事も予想できます。
ただ、もう一つの要因は今年の夏の熱さ。該当部品はファンレジスタを担います。
クーリングファンレジスタは、熱を帯びることからファンシェラウドの風が当たる箇所に取り付けられています。
冷却が追いつかなかったのかもしれません。
施工後は、正常にコンプレッサが稼働する様になりました。
マグネットクラッチの電流値が少し高いかもしれません。経過観察ですね。
作業開始時に、ミスファイアのエラーを拾った経緯もあり、これまで未交換であったイグニッションコイル総数を交換します。
スパークプラグも同時施行です。
今回のDS3は、10万キロを越えていますが奇跡的にこれまでに点火エラーの起きない固体でした。
1.6THPの場合は定番トラブルの一つなのですが、稀なケースです。
おそらく、管理状態が良く無理の無いスパークを実施できる環境であったのでしょう。
当初はコンプレッサ交換を想定しましたが、原因が明らかになり良かったです。
Written by Hashimoto