FIAT500用 BILSTEIN B4ダンパーの性能やいかに?!

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BILSTEIN B4
FIAT500用が入荷しています!
嬉しいことに、早速取り付けのご依頼を頂きました!ありがとうございます。

実は、今週の作業内容ですが足回りに関する内容がテンコ盛り!!
ガツガツとサスペンション作業をすすめています。
バタバタし過ぎて写真が不足気味ですが、作業紹介を進めましょう!

今回組み付けを行なう B4ダンパーは黄色いビルシュタインでは無いのです。
純正っぽい見た目で、中身はビルシュタインという憎い代物です。

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ストロークは純正と同じですね。
ですので、ローダウンサスペンションとの組み合わせは...ご遠慮下さい。

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派手さを好まない大人仕様な仕上がりとも言えますね。
SDLテストによる粘着率の変化はどのように変化したでしょう、下のグラフをご覧下さい。

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乗る前に分かってしまうこの違い!
特にリヤの落ち着きは凄そうです。
FIAT500のリヤサスペンションは、どうにも暴れがちで落ち着きの無いセッティングが否めません。
そればかりは、ショックアブソーバを交換しなければ改善できない内容です。
交換に踏み切っても、選択肢の多さに「何を選べば?」とお考えの方も多いはず。
当社では、豊富なフィッティングデータから、お客様との打ち合わせを元にご提案をさせていただきます。

たとえば、車高を下げたい!サーキットも走りたい!ひたすら乗り心地を良くしたい!
こんな漠然としたご意見でも大丈夫です。
お客様がどんな内容をお求めなのかを、精一杯探らせていただきます。

そして、4輪トータルアライメントの結果はどうなったのでしょうか。
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組み付け後、フロントのトー値が大きく変化しました。
赤色表記されている内容がそれです。
ダウンサスを組んで、車高が下がったならトーが変わるのは当然です。
なぜ、ノーマル車高なのにこの様な結果になるのでしょう?
答えは、キャンバー角が変化したのですね。
ノーマル形状でありながら、ストラット固定部の穴の位置関係が純正とは異なっているのでしょう。
左右均等に、マイナス側へキャンバー角が増えていますので、ビルシュタインの狙いでしょうか?
以前のデータと比較すると、30′程マイナス方向へ増えました。

キャンバー角度が変わると、それと合わせてトーの値も変化します。

つまり、ノーマル形状だからと思い込み、ショック交換のみで完了してしまうと いけませんよという意味です。
きっちりとアライメントで数値を診断し、最適化しましょう!

肝心な乗り味は、ビルシュタインの良さを感じつつも、硬くは無い。
それでいて、純正の頼りない接地感を拭い取ったかの様な安定感を実感しました。
乗り心地重視の方に自信を持っておすすめ出来る商品です。

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