クロスメンバーブッシュの打ち替えプジョー206


プジョー206のリヤ・クロスメンバーブッシュの打ち替えを行っています。
経年劣化から、結構なレベルの劣化を見せていたブッシュは、車の荷重移動に際して違和感を感じると同時に、異音も発していました。

4個のブッシュを介して、ボディと連結する構造です。
前方・後方 とで形状の異なるブッシュが使われています。

勘合部はスチール材であり、錆の発生も確認出来ます。
交換作業が難航しそうな予感がよぎります。

全部品をバラバラにし、プレスに掛ければ楽勝でしょうが、バラバラにする作業は一般的では無く、リスクを伴います。
大きめのハンマーで打撃を与えた程度では、びくともしません。

加熱し、ゴムを消失させ、その後に外輪を暖めてからの内輪の一部をカットし勘合力を弱めて抜く作戦をとりました。


この後はブッシュを圧入していくのですが、ポートパワーと必要な治具を使って二人がかりでの作業を行いました。

手が4つある事で成り立つ作業でした。
加熱する事、治具を支える事、色々な要因から画像を残しづらい作業です。
撮影班が必要だと強く思いました。
引き続き作業を進めます。
Written by Hashimoto

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