ジュリエッタ・水温センサーのトラブル

ジュリエッタQVは、初回整備でのお預りをさせて頂いています。
10月の末頃に、初診点検をご依頼頂き、打ち合わせなどを進めていたお車です。
約2ヶ月ほどの期間を経て、この度のお預りとなりました。
お預りをさせて頂く直前に、エンジン警告灯とブレーキ安全装置の警告灯が点灯し、レッカー搬送によるご入庫となりました。
調べを進める中で分かったのは、エンジン水温センサの不具合。
サーモスタットに備わり、センサー数値はエンジンのECUに伝達され、現在の水温情報として認識されます。
サーモスタット交換は、今回の初回整備プランに含めていた為、大きな追加は発生せず予定通りの作業を進めることが出来ました。
サーモスタット交換は、広いエンジンルーム設計の甲斐あり作業性は良いです。

新車から未交換であったサーモスタット。
樹脂とアルミの混合部品であるため、時間経過で交換する事をお勧めしています。


ホースバンドを交換し、組付けを行うのですがステンレスバンド(ネジ式)は力加減が難しいものです。
締め付けが甘いと、クーラントが滲む。
締め付けが強いと、バンドがホースに食い込みホースが傷を負う。
強度のある布テープを巻いて、締め付ける事で食い込みを防ぐ事が出来、丁度良い加減に締め付ける事ができます。
エンジンブロック裏側の樹脂製ウォータホースの交換も行います。
ここは、過去に劣化・クラックによる水漏れ経験のある部位でして未交換であれば交換をご案内しています。

各部の組み替えを進めエラー問題もクリアになりました。
その他の作業として、今回はステージ1メンテナンス・ステージ3メンテナンス を施行させて頂いています。
先ずは車輌の基本整備をご案内させて頂きました。
今後とも宜しくお願いします。













