106S16 MCBセットアップ フロント完了


絶賛進行中のプロジェクト「106S16にMCBを!」いよいよフロント用のブラケットが仕上がりました。
106のサイドメンバー先端部は、この時代の車らしくスペースがとても狭い事が難点でした。
現代の車は衝突安全確保の絡みもあり、バンパー内部のスペースに余裕を持たせて造られていますから、その違いがMCB取付時の難易度に繋がります。

その難易度を克服し、仕上がったブラケットが冒頭画像の物です。
セットアップ時の作業性を向上すべく、うっかりと落下させがちなカラー(スペーサ)はブラケットに一体化する配慮も抜かりなく。

モノコックの最先端・サイドレールとして最も強度のある部分に、ブラケットを固定。
開いたフロントエンドの強度確保を果たしながら、MCBの持つダンパー・制振効果を果たします。
 

ブラケットのボディ側凝結箇所~MCB本体の固定箇所まで、若干の距離を要する為 細やかながら中間部を支持する事を設計時に盛り込みました。

ブラケット強度を確保しながら、一筋のみの限られたスペースの中でのベストセットアップを目指します。

現代の車であれば、リーンホースメントが備わりフロントの強度アップと、衝突時の衝撃緩和を図るのですが106の時代にその概念はありません。


オープン状態のフロントパネルに、MCBをセット。

左右間を繋ぎ、強度の向上を図ります。
強度アップのみでは、弱い箇所へのストレス波及が懸念されますがMCBのダンパー機能によりストレスを緩和し上質な乗り味をご提供します。

同時進行で進めていた、ヘッドライトのリファインは完了し、美しく仕上がったライトを組付けながら作業を進めます。

このバンパーの中に、どの様にMCBが収まるかと言うとなんとこの隙間です。

極論、フロントをぶつけてしまったら、確実にクーリングファンと干渉します。

しかしながら、長年106を見続けてきた立場からすると、フロントをヒットすれば100%ファンとコンデンサ・ラジエタが干渉する車であるという観点から
そこにMCBがあるとはいえ、状況はさして変わらい。という思いがあります。

むしろ、最大限に車を楽しむという意味合いでは、MCBという現代技術が106に魔法を掛けるとするならば、大いに歓迎だと思います。

106+MCBについて、お客様より早速のご感想をいただきました。
お電話でしたので、書き記せませんが「想像以上に良い!」との声をうかがっています。

レストモッドの一環として、2000年代のクルマにMCBのセットアップは効果絶大であると考えます。
ワンオフ扱いの製品ですが、セットアップのご相談をお待ちしてます。
Written by Hashimoto

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