アルファロメオ147 点検作業で見えてくる事


12ヶ月点検でのお預りをさせて頂く 147 1.6TS は、今回の作業内容を確認するための拾い出しを遂行中。

直接的に気になる症状は無く、年間の走行距離も少なめ、という事もあり今回も大きな事は無く終えられれば良いな。という思いで点検を進めます。
下廻りを確認すると、3箇所からのオイル漏れが気になりました。
エレメント付近に滴るのは、エンジンオイル。
どこからの漏れなのか、探らないといけないですね。

お伺いした症状のひとつに、エンジン始動後に機械的な異音・唸り音がすると伺っていました。

油圧式パワステのオイルレベルが低下した際に出る音かも?と思い、見上げるとパワステオイルの漏れを発見。
レベルゲージに点くオイルも、規定よりもレベルが低下していたこともあり、気になっていた事項です。



ステアリングラックに集中する油圧配管・ガスケットからの漏れと、高圧ホースからの漏れ。

ここはよくある内容。ミッションケースの継ぎ目もしくは、左のデフシールからの滲みです。

エンジンオイル漏れを確認する事と、タイミングベルトのコンディションチェックを兼ねて、ベルトカバーは全て外しての確認。
オイル漏れは、カムシャフトシールを疑いましたがどうやらカムカバーのガスケットの模様。

147/156の定番。ブレーキホースの劣化。


ステアリングを切る事でひび割れは露わになります。

どこに充填を置き、進めて行くかをお客様との打ち合わせを進めて行きます。
Written by Hashimoto

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