500S リフレッシュ・プランのスタート!
何年も振りに見させて頂くFIAT500Sです。
新車に近いころに何度か携わらせて頂いた個体ですが、転勤により住まいが遠方となった事で久々の再開となる1台です。
距離は増え、11万キロ台となっていました。
各部状態は、距離の増加に合わせて悪化しているところも多く、今回はリフレッシュを兼ねてメンテナンスのご相談を頂きました。
クラッチの交換時期を迎えている事もあり、ミッション降ろしは今回の軸となる作業です。
その為の分解の一環として、フロントバンパーの取り外しからスタートします、
長年の汚れの蓄積を感じる下廻りの状況。
作業前に洗浄を行っていますが、それだけでは拭いきれない汚れも多数です。
作業を進めながら、分解を伴う箇所については徹底洗浄を行いながら仕上げていきます。
分解中に目にとまる、新車から未交換のサーモスタット。
純正のホースバンドは、未交換の証です。
今回は、ロワアームブッシュの組み替えを行う事も有り、サブフレームを取り外しています。
トランスミッションを降ろし、これより各部の組み替えを進めます。
ここで重要なのが、降ろしたミッションのデフに空転防止対策を行う事でしょうか。
気付かないうちに、デフがケース内で空転する事があります。
そうなると、最悪の場合はデフケースを開ける必要がありますので、対策の施行は大切です。
引き続き作業を進めます。
Written by Hashimoto