ミニのエンジン降ろしたい衝動に駆られてます


クラシックミニは、オイル漏れの修理の為お預りをさせて頂いています。
アルミ・アンダーガードにはオイル漏れの痕跡がしっかりと残ります。
この手の車は、オイル漏れ/オイル滲み を分けて考える必要が有り、許せる滲みと修理する漏れに2分化されます。

今回は修理必要な漏れ。
車を停めている新築の駐車場床に、大きなオイル染みができていました。
先述の通り、滲みと漏れが混在する為に先ずは全体的なオイル汚れを清掃し、次にどの箇所から滴り始めるのかを確認します。

今回のオイル漏れは、デフサイドシールからですね。
キラキラと新鮮なオイルが垂れてきました。

該当箇所を分解し、洗浄を終えた各部品。

旧い車を扱う際に、弊社の洗浄設備はとても力を発揮します。
特にトレント洗浄機による汚れの一掃効果は大きいです。洗浄後は、部品が綺麗になっているのでその後の作業をスムーズに施行する事ができます。

インナージョイントを抜き取り、ブーツとグリスの交換を並行して行います。


インナーカップの取付部は、デフのアウトプットですがここに結構なレベルのガタがありました。
シールの硬化→ガタつくデフ→抑えが効かずオイル漏れ
この悪循環により、オイル漏れが進行しました。

20年くらい前なら「喜んでエンジン降ろしてミッションオーバーホールをしたのだろうな」と振り返ります。
ミッションの状態も大分お疲れになってきているので、部品の調達とスケジュール管理を行います。
Written by Hashimoto

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