ルーテシア3RS RF4C トータルメンテナンス
タイミングベルトの交換


ルーテシア3RSはタイミングベルトの交換から始めています。
タイミングベルトの交換は、当初の予定には含まない予定だったのですが、過去の整備履歴を遡ると今がその交換時期を向かえていることが発覚しまして、急遽追加での作業となりました。

外したベルトは劣化が始まっていてベルトの背面にひび割れが確認出来ます。交換時期で有る事に気付けて良かったです。

普段はここまでの分解を行い、タイミングベルトの交換となる事が少ないので見る事が出来ませんが、シリンダブロックの前方にサービスホールが有り、その穴にクランクシャフトを固定するツールを差し込みます。これにより、クランク位置を正しく検出する事が出来るのと、クランクプーリを締め付ける際のクランクロックにも使用します。

クランクシャフトプーリを、当社のオリジナル品に交換しますので久々に重量を測ってみました。
純正プーリー:2.3キロ

SessAアルミプーリー:0.86キロ

このプーリの装着により、エンジンが軽く吹き上がります。それもそのはず。この重量差がクランク中心部に生じれば、エンジンの回転運動は軽くなりますよね。
SessA アルミクランクプーリの 商品ページ
タイミングベルトの交換時に取付をされる方が多いですが、そうでなくともご依頼の多い商品の1つです。
F4系エンジンの定番パーツですね。


エンジンマウント・スパークプラグも交換を行い、作業を進めています。
スパークプラグは、電極消耗が進んでいました。ルノースポール系のエンジンではスパークプラグの状態は非常に重要でして、若干の失火要因を持つと顕著にその症状が現れるのが特徴です。エンジン性能をいつも発揮出来るために、早めのプラグ交換を推奨しています。

Written by Hashimoto

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