フィアット500 3BA-31212 は新車整備でお預かり
FIAT500 Mimosa2 綺麗な黄色です


フィアット500の限定車 ミモザ2 を購入されたお客様より、新車整備のご依頼を頂きました。
施工内容は、定番作業の ステージ1メンテナンス・フロントブレーキパッドの低ダスト化(1.2なのでリヤはドラムです)デュアロジックオイルの交換・エンジンオイルの交換・予防整備としてサーモスタットの樹脂部における破損対策と合わせて、LLCの交換・4輪トータルアライメントの測定&調整・レデューサの取付です。

アイドリングストップ機能を備えた車なおかつ、デュアロジックシステム車ですので、ステージ1メンテナンスはとても効果を果たします。
アイドリングストップ機能は、バッテリに流れる電流値を車輌側がモニタリングしている為、大きな電圧を必要としないと車が判断した際には、オルタネータの仕事量を減らし(発電量を低下)その分を燃費向上へと繋げます。ですから、アイドリングストップ機能はいつもOFFにしてる!という方でも油断は禁物なのです。それとは別に充電制御を行っていますから。
ステージ1メンテナンスは、充電制御に打ち勝つ事では無く、オルタネータの仕事量を確実にバッテリへと導く事を目的としています。
電圧ロスがあれば(新車でもロスはたっぷり有ります)本来は充電される電圧が、ロス発生箇所で熱に変化し、電圧を逃がす事に繋がります。些細な事ですが、長期的に考えた場合バッテリの長寿命化にも貢献します。

デュアロジックやセレスピード車に効果的なオイル「SessA マキシクリア」です。既存のオイルを循環・フラッシングしながら全体量を入替える事でシフト操作をスムーズにし、アクチュエータ油圧回路の保護を行います。少ない油量で、酷使されている作動油ですので1年に一度は交換をお勧めしています。
新車の様な、オイル汚れの少ない車であっても効果を体感できる作動油です。

樹脂製のホース接続部が、早めの経年劣化により破損する事があります。破損すれば、水漏れを起こしますので走行不能な状態となります。そうなる事を防ぐために、未然交換がベストです。クーラント入替えによる、クーラント濃度の最適化を同時に行えます。

仕上げにレデューサを取り付けます。純正のブローバイ還元ホースは、シリンダヘッドからエアクリーナへと繋がります。その部分のホースを取り外し、レデューサに置き換えます。
1.2の場合、死角になるのでホース長とレデューサの置き位置が決めづらいです。

以前にお乗りであった169パンダから取り外した ツインリードを装着します。ホースの取り回しに無理が掛からぬ様に、レデューサ本体をオフセットさせて取り付けます。この方法は初めて行いましたが、現車合わせの為通販には不向きです。

一連作業の施工後は、車が軽く動く印象を感じました。新車のポテンシャルを引出す作業が行えたと思います。
納車の際に、お持ち帰りて MCBセンターをご購入頂きました。こちらのお客様は、通算5本目のMCBとなります。ご自身でのお取り付けと、効果のご体感をお楽しみ下さい。
Written by Hashimoto

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