ジュリエッタQVはタイミングベルト交換作業~


ジュリエッタQV 後期モデルは、車検整備と合わせてタイミングベルトの交換を行います。

前期モデルの場合、シリンダブロックはスチール製です。
後期モデルの場合はアルミ製のシリンダブロックとなります。

同じ様に見えても全く別物という事ですね。
アルファロメオの4Cにミッド搭載する際に、エンジンの重量軽減を狙った事が主の目的でしょうか。

ブロックの素材違いにより、タイミングベルトの交換時の作業内容が変ります。
アルミブロックの場合は、オルタネータがタイミングベルトカバーに装着されています。
その為、ベルトカバーを外す際にはオルタネータを移動する必要があります。

走行距離は2万キロ台と、少ないのですがベルトテンショナの状態がとても悪かったです。

取り外した方のテンショナは、手で勢いよく回すと数秒間回り続ける状態になっていました。
画像は、回した後の慣性回転の様子です。「シャーッ」と回っていそうですよね。
自動車のベアリングは、負荷・熱の事を考慮し回転抵抗は高いものです。
自転車は軽くいつまでも回る物を求められますが、車となると真逆ですね。

各ベアリングテンショナ・ウォータポンプ・スパークプラグを交換し、組み付けを行います。
エンジンマウントは、劣化進行具合が大きくは無かった為に今回は再使用とします。

引き続き、ヘッドライトのLEDコンバージョンを行います。

Written by Hashimoto

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